投稿日: Jul 9, 2020
AWS IoT Core は、名前付きシャドウと呼ばれる新機能を発表しました。これにより、単一の IoT デバイスに複数のシャドウを作成できます。デバイスのシャドウは、デバイスの状態情報を格納および取得するために使用される JSON ドキュメントです。
多くの場合、IoT デバイスには、ユーザー設定、製造元の構成、運用ステータスなどの複数の状態データがあります。これらの各状態データは、異なるユーザーまたは異なる頻度でアクセスする必要があります。今日まで、デバイスに関連付けることができるシャドウは 1 つのみであり、すべての状態データのセットを 1 つのシャドウに格納する必要があります。その結果、すべてのユーザーがシャドウ全体にアクセスできる必要があり、必要のない状態データを読み取って更新することができます。さらに、状態データセットが大きいデバイスは、すぐにシャドウサイズの制限に達する可能性があります。これで、さまざまなデバイス状態データをさまざまなシャドウに格納できるため、必要なときに必要な状態データのみにアクセスし、個々のシャドウのサイズを小さくすることができます。
このリリースの一部として、IoT ルールエンジンは、名前付きシャドウのサポートも追加します。トピックルールを評価するために get_thing_shadow ルール関数を使用して、名前付きのシャドウからデバイスの状態データを取得できるようになりました。
名前付きシャドウは、従来のシャドウのお客様が現在使用しているのと同じ方法で測定や請求を行い、AWS IoT Core が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。この機能の詳細については、シャドウドキュメントをご覧ください。AWS IoT Core の詳細については、製品ページをご覧ください。