投稿日: Nov 11, 2020
AWS は本日、AWS Gateway Load Balancer の提供を発表しました。これは、ファイアウォール、侵入検知と防止システム、分析、可視化などのサードパーティからの仮想ネットワークアプライアンスのデプロイ、スケーリング、管理を支援する新しいサービスです。Elastic Load Balancer ファミリーと AWS Gateway Load Balancer は、透過的なネットワークゲートウェイ(すべてのトラフィックの単一の入口と出口)と、トラフィックを分散し仮想アプライアンスを需要に合わせてスケーリングするロードバランサーを組み合わせたものです。
Gateway Load Balancer を使用すると、カスタムロジックまたは仮想ネットワークアプライアンスを、ネットワークトラフィックを検査しそこでアクションを実行する任意のネットワークパスに挿入できます。この機能は、規模、可用性、サービス提供に関する問題を軽減するとともに、AWS パートナーネットワークと AWS Marketplace パートナーが技術面に集中し、AWS のお客様にサービスとしての仮想アプライアンスをより簡単に提供できるようにします。
AWS PrivateLink による新しいタイプの VPC エンドポイントである AWS Gateway Load Balancer エンドポイントを使用して、CIDR の重複を心配することなく、他の VPC で実行しているネットワークサービスとセキュリティサービスをトラフィックフローにプライベートで、セキュアかつ透過的に注入することも可能です。このため、ルートテーブルを使って、ネットワーク内の数千の VPC にわたって重要なサービスを提供できる集中型 VPC を構築できます。
AWS Gateway Load Balancer と統合しているソリューションは、今日の業界をリードする次の企業から入手できます。Aviatrix、Check Point、Cisco Systems、ePlus Technology、cPacket Networks、Glasnostic、Fortinet、HashiCorp、NETSCOUT、Palo Alto Networks、Radware、Trend Micro、および Valtix。AWS Gateway Load Balancer は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シドニー)、および南米 (サンパウロ) の各リージョンでご利用いただけます。AWS の他のリージョンでも近日中にサポートを開始する予定です。
詳しくは、AWS ニュースブログの AWS Gateway Load Balancer のお知らせ、製品概観ページ、ドキュメントをご参照ください。