投稿日: Dec 15, 2020
AWS Lambda をご使用のお客様は、Amazon Kinesis もしくは Amazon DynamoDB ストリーム向けの、分析ワークロードを構築できるようになりました。この機能の使用には追加の料金は必要なく、加算、平均、計数、および他のシンプルな分析関数を、シャードごとに最大 15 分間の、互いに連続してオーバーラップのない時間ウィンドウ (タンブリングウィンドウ) で実行されるように構築することが可能です。お客様は、単一の Lambda 関数の中にビジネスと分析のためのロジックを集約できるので、アーキテクチャの複雑さを低減できます。
Amazon Kinesis Data Analytics や Kinesis Data Analytics for Apache Flink などの既存サービスに加え、短時間の分析を Kinesis と DynamoDB データストリームのために実行する新たな選択肢が、Lambda に追加されることになります。分析ワークロードをセットアップし管理するお客様は、Lambda で提供されるシンプルさと容易さを活用できます。分析のためにタンブリングウィンドウを使用する場合、Lambda は、イベントソースから送信されるレコードを処理しながら、ペイロードサイズが 5MB に到達した場合には関数の呼び出しを行います。単一のタンブリングウィンドウ内で複数の呼び出しが行われた場合に、それぞれの状態を維持するために、ペイロードには追加的な 1MB も用意されています。
使用を開始する際には、分析のためのタンブリングウィンドウの長さを、AWS コンソール、AWS CLI、AWS SAM、AWS CloudFormation、もしくは AWS SDK for Lambda により選択します。この機能の使用には、追加料金は必要ありません。今回リリースされた機能は、AWS Lambda、Amazon Kinesis、ならびに Amazon DynamoDB が提供されている、すべての AWS リージョンでご利用になれます。Lambda での分析ワークロード設定の詳細については、Lambda のデベロッパーガイド (Kinesis、DynamoDB) 、および、AWS のコンピューティングブログを参照してください。