投稿日: Dec 11, 2020
AWS Graviton2 ベースのデータベースインスタンスが、PostgreSQL 互換性のある Amazon Aurora および MySQL 互換性のある Amazon Aurora のプレビューで利用できるようになりました。Graviton2 インスタンスは、Amazon RDS for MySQL、Amazon RDS for PostgreSQL、および Amazon RDS for MariaDB ですでに一般で利用可能です。
AWS Graviton2 は、64 ビット Arm Neoverse コアを搭載したアマゾン ウェブ サービスがカスタムビルドしたプロセッサです。第 1 世代の AWS Graviton プロセッサに対して、いくつかのパフォーマンス最適化が行われています。これには、7 倍のパフォーマンス、4 倍のコンピューティングコア、コアあたり 2 倍の大きさになったプライベートキャッシュ、5 倍高速なメモリ、さらにコアあたりで 2 倍高速になった浮動小数点パフォーマンスなどが含まれます。さらに、AWS Graviton2 プロセッサは、常時オンの完全暗号化 DDR4 メモリを備えており、コアあたりの暗号化パフォーマンスを 50% 高速化します。これらのパフォーマンスの向上により、Graviton2 R6g データベースインスタンスはデータベースワークロードに最適な選択肢となっています。
Graviton2 R6g データベースインスタンスは、Amazon RDS マネジメントコンソールで、または AWS CLI で起動できます。Graviton2 は、Aurora MySQL バージョン 2.09.1 以降、および Aurora PostgreSQL バージョン 11.9 以降でサポートされています。データベースインスタンスの Graviton2 へのアップグレードには、インスタンスタイプの単純な変更が必要なだけで、手順は他のインスタンスでの変更の場合と同じです。アプリケーションは通常通りに動作し続け、アプリケーションコードの移植は必要ありません。詳細については、Aurora ドキュメントをご参照ください。
R6g データベースインスタンスが、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド、フランクフルト)、およびアジアパシフィック (ムンバイ、シンガポール、シドニー、東京) の各リージョンで、ご利用いただけるようになりました。
Aurora Graviton2 インスタンスの初回起動には、こちらをクリックしてください。全体の料金体系と利用可能なリージョンについては、Amazon Aurora の料金ページをご参照ください。 AWS で VP を務め、Distinguished Engineer でもある James Hamilton の動画で、AWS Graviton2 とオープンソースデータベースに関する解説をご覧ください。