投稿日: Mar 5, 2021

Amazon EMR は、AWS GovCloud (米国) リージョンでクラスターをプロビジョニングする新しい方法であるインスタンスフリートをサポートするようになりました。Amazon EMR クラスターのアベイラビリティゾーンと Amazon EMR インスタンスグループの Amazon EC2 インスタンスタイプ を指定する代わりに、アベイラビリティーゾーンとインスタンスのリストを指定できるようになりました。Amazon EMR は、コストとアベイラビリティに基づいて最適な組み合わせを自動的に選択します。

コアノードには、最大 5 個の EC2 インスタンスタイプ、タスクノードには最大 5 個のインスタンスタイプを指定できます。これにより、スポットインスタンスとオンデマンドインスタンス両方の容量リクエストができるようになります。インスタンスフリートで割り当て戦略を選択することで、キャパシティプロビジョニングをさらに改善できます。割り当て戦略では、リアルタイムのキャパシティデータを使用して、最も使用可能なスポットインスタンスプールからスポットインスタンスを割り当て、リストから最低価格のオンデマンドインスタンスを選択します。これにより、スポットの中断を減らしながら、スポットインスタンスとオンデマンドインスタンスの両方でベストな価格を得ることができます。割り当て戦略を使用することにより、タスクノードに最大 15 個のインスタンスタイプを指定して、さらに多様化を進めることもできます。

インスタンスフリートは、Amazon EMR バージョン 4.8.0 以降(5.0.0 および 5.0.3 を除く)で利用できます。割り当て戦略は、Amazon EMR バージョン 5.12.1 以降で利用できます。詳細については、Amazon EMR インスタンスフリートのドキュメントを参照してください。

AWS GovCloud (米国) リージョンは Amazon の単独クラウドインフラストラクチャおよびサービスで、クラウド上で機密性の高いワークロードを実行する政府機関および請負業者、教育機関、その他の米国内のお客様の特定の規制およびコンプライアンス要件に対応するよう設計されています。これらのリージョンに関する詳細は、AWS GovCloud (米国) ホームページをご覧ください。