投稿日: Mar 10, 2021
Amazon Kinesis Video Streams (KVS) は、再生セッションの数ではなく、リクエストされたフラグメントの数に基づいてスロットルするために、メディア再生 API のサービスクォータモデルを更新します。これにより、デベロッパーは、ライブまたはオンデマンド再生に Kinesis Video Streams を使用するアプリケーション用に最大 10 倍の同時再生セッションを有効にすることができるようになります。
デベロッパーは、シンプルな再生 API を使用して、Kinesis 動画ストリームにストリーミングされるメディアの HTTP ライブストリーミング (HLS) または Dynamic Adaptive Streaming over HTTP (DASH) ベースのライブまたはオンデマンド再生を有効にできます。これまでは、これらの API は呼び出されるレートによってスロットルされ、アプリケーションでのライブまたはオンデマンドの同時再生セッションは最大 10 に制限されていました。今般、最大再生セッションのこの制限がなくなり、新しいクォータモデルに置き換えられました。このモデルでは、HLS および DASH API が、フラグメントメタデータの数とリクエストされたメディアフラグメントの数によってすべてのセッションでレート制限されます。これにより、 デベロッパーは、メタデータのサイズとメディアフラグメントの数をプログラムで選択することにより、100 以上の同時再生セッションを作成することができるようになります。
同時セッションがより多くなることに加えて、セッション作成用の KVS API のレート制限が 1 秒あたり 25 リクエストに更新されます。これにより、デベロッパーはより多くの再生セッションを迅速に作成できます (例えば、アプリケーションは、これまでは 10 のセッションを作成するのに 6 秒かかっていましたが、今後は 1 秒で 10 の再生セッションを作成できるようになりました)。最後に、この変更により、デベロッパーはオンデマンド再生用に最大 5 倍長いプレイリストをリクエストし、プレイリストの頻繁な更新を回避することもできます。
この新しいサービスクォータモデルの詳細については、デベロッパー向けドキュメントをご参照ください。
Amazon Kinesis Video Streams の提供状況については、AWS グローバルリージョン表をご覧ください。