投稿日: Mar 18, 2021

Amazon RDS for MySQL が、メジャーバージョンアップグレードのロールバック保護の提供を開始しました。

メジャーバージョンデータのベースアップグレードは、セルフマネージド型環境においては困難な場合があります。バックアップの管理、アップグレード処理のモニタリング、および問題が発生した場合におけるバックアップからの手動による復元は、セルフマネージド型データベースの予期しないダウンタイムの原因となる場合があります。

MySQL 5.7 から MySQL 8.0 へアップグレードする Amazon RDS for MySQL のお客様向けに、Amazon RDS では、アップグレードが開始する前に、MySQL からの事前チェックおよびAmazon RDS チームが開発した事前チェックの両方を含む、潜在的な問題を特定する事前チェックが導入されました。ロールバック保護は、事前チェックを終えて、RDS for MySQL インスタンスのメジャーバージョンアップグレードの信頼性を拡張し、MySQL 8.0 へのアップグレードが完了できない場合に、MySQL 5.7 で自動的にインスタンスを実行中の状態に戻します。この自動ロールバック処理は、アップグレードの問題が発生した場合にダウンタイムを最小限に抑えるのに役立ち、またすべての RDS MySQL のお客様に対して自動的に有効になります。

Amazon RDS での MySQL のメジャーバージョンアップグレードの詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドの「MySQL データベースエンジンのアップグレード」セクションを参照してください。