投稿日: Mar 29, 2021

AWS Config の高度なクエリ機能が、COUNT や SUM などの集計関数を含むクエリのページネーションをサポートするようになりました。例えば、各 AWS アカウントのリソースの総数を取得するには、COUNT 集計関数が必要です。これで、高度なクエリを使用して、以前は 500 行に制限されていたページネーションを通じて集計クエリの完全な結果を取得できるようになりました。ページネーションは、大きな結果を「ページ」に分割するために使用される手法であり、各ページには結果のサブセットが含まれます。結果の最初のページを処理し、次に 2 番目のページというように処理することができます。

AWS Config の高度なクエリ機能を使用すると、単一のアカウントと AWS リージョン、または複数のアカウントとサポート対象の AWS リージョンの設定プロパティに基づいて、AWS リソースの現在の設定状態を照会できます。サンプルクエリの 1 つを選択するか、独自のカスタムクエリを作成して、特定のユースケースに関する情報を取得できます。例えば、高度なクエリ機能で提供されるサンプルクエリの 1 つを実行することで、EC2 インスタンスにアタッチされていない組織全体のすべての EBS ボリュームを識別することができます。

AWS Config コンソールまたは API を使用して、集計クエリのページネーションされた結果を取得できます。使用を開始するには、AWS Config コンソールを開いて、[Advanced queries] (高度なクエリ) に移動します。クエリエディタで集計関数を含むクエリを記述し、[Run] (実行) ボタンを選択します。結果は[Output] (出力) セクションで確認できます。API により完全にページネーションされた結果を取得するには、SelectResourceConfig および SelectAggregateResourceConfig API の NextToken パラメータを使用します。

集計関数を使用した AWS Config の高度なクエリのページネーションサポートは、ここにリストされている AWS リージョンの AWS Config のお客様が追加費用なしで利用できます。AWS Config の詳細については、AWS Config ウェブページおよび AWS Config デベロッパーガイドを参照してください。