投稿日: Apr 29, 2021
お客様が AWS で実行している Apache ワークロードをモニタリングするために、Amazon CloudWatch ダッシュボードを簡単にセットアップできるようにする参照アーキテクチャである Amazon CloudWatch の Apache 用モニタリングフレームワークの提供開始が発表されました。
Apache はウェブサイトコンテンツを格納、処理、および表示する上で、最も人気のあるウェブサーバーの 1 つです。しかし、Apache ウェブサーバーではログとメトリクスの収集、読み取り、分析が容易ではありません。これらのログのボリュームは膨大でお客様がウェブトラフィックの異常やセキュリティの脅威といった問題を早急に見つけ、それに対応することは困難です。Amazon CloudWatch の Apache 用モニタリングフレームワークは CloudWatch ダッシュボードで Apache ウェブサーバーからの主要なパフォーマンスメトリクスとログをモニタリングするためのセットアップを自動化します。このソリューションで、ウェブトラフィックのパターンを分析したり、サーバーをスケールアップ、スケールアウトするかどうかを判別したり、また、ボトルネックやその他のパフォーマンスの問題を検出するのが容易になります。Amazon CloudWatch のモニタリングフレームワークは Amazon CloudWatch の上に構築され、メトリクス、メトリクスエクスプローラー、ログのインサイト、ダッシュボードなど、複数のコアサービス機能を使用します。
AWS ソリューションライブラリ からソリューションテンプレートをダウンロードすることで、Amazon CloudWatch の Apache 用モニタリングフレームワークを数分で使用開始できます。次に、Apache ウェブサーバーが実行されている AWS アカウントにテンプレートをインストールします。Amazon CloudWatch エージェント設定ファイルを使用して、EC2 インスタンスを設定します。EC2 のメトリクスとログが Amazon CloudWatch ダッシュボードに自動入力されると、メモリの使用状況や確立された TCP 接続など、システムレベルのメトリクスのほか、Apache CPU の使用状況など、プロセス関連のメトリクスも表示できるようになります。さらに、ウェブトラフィックのパターンを分析し、アプリケーションがどのように実行されるかを分析するために、Apache ウェブサービスからインサイトを取得できます。このソリューションは AWS Cloud Development Kit (CDK) を使用して構築されているため、お客様のビジネスニーズに合わせてデフォルトの CloudWatch ダッシュボードをカスタマイズできます。
ソリューションの使用を開始するには、AWS ソリューションライブラリまたは GitHub にアクセスしてください。