投稿日: Apr 15, 2021
Amazon Elasticsearch Service で、Microsoft Power BI との統合がサポートされるようになりました。このサービスでは、ビジネス分析機能が提供するインサイトにより、迅速で情報に基づいた意思決定が可能になります。今後は、Open Distro for Elasticsearch の ODBC ドライバーを活用することで、Microsoft Power BI 環境を、Elasticsearch の SQL エンジンとして Open Distro を使用している Amazon Elasticsearch Service ドメインと統合できるようになります。
Elasticsearch の SQL エンジン向け Open Distro では、検索結果を表形式で明示するために、構造化クエリ言語 (SQL) が使用されています。このエンジンの主要な機能の 1 つに、Open Database Connectivity (ODBC) ドライバーがあり、各種のビジネスインテリジェンス (BI) や分析アプリケーションを、Elasticsearch と統合するために使用できます。今後は、Amazon Elasticsearch Service を Microsoft PowerBI に接続して使用することが可能になります。このサポートにより、Amazon ES から取得する検索結果上でデータの高度かつインテリジェントな視覚化が行えます。このように Amazon ES と PowerBI の統合を活用することで、深いデータによるインサイトが得られます。
Amazon ES と PowerBI の統合は、Elasticsearch の Apache 2.0 ライセンスディストリビューションである、Open Distro for Elasticsearch により実現されます。またこの統合は、Elasticsearch 7.9 以降を実行しているすべての Amazon Elasticsearch Service ドメインでサポートされています。Open Distro for Elasticsearch および Amazon ES と PowerBI の統合の詳細については、プロジェクトのウェブサイトならびにドキュメントを参照してください。
Amazon Elasticsearch Service での Amazon ES と PowerBI の統合は、世界各地にある以下の 24 のリージョンで利用できます。米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア)、AWS GovCloud (米国東部、米国西部)、カナダ (中部)、南米 (サンパウロ)、欧州 (アイルランド、ロンドン、フランクフルト、パリ、ストックホルム、ミラノ)、アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京、ソウル、ムンバイ、香港)、中東 (バーレーン)、中国 (Sinnet が運営する北京 – NWCD が運営する寧夏)、アフリカ (ケープタウン)。Amazon Elasticsearch Service の利用可否の詳細については、AWS リージョン表をご覧ください。