投稿日: Apr 16, 2021
Amazon Managed Service for Grafana (AMG) は、Grafana サーバーのためのプロビジョニング、セットアップ、スケーリング、および保守作業を自動的に実行するフルマネージドサービスです。つまり、お客様がご自身でこの作業を行う必要はなくなります。AMG ワークスペース を Grafana Enterprise にアップグレードしていただけるようになりました。AWS Marketplace サブスクリプションで 30 日間無料トライアルができます。これにより、ServiceNow、Splunk、New Relic などの Enterprise データソースプラグインにアクセスできるようになるとともに、Grafana Labs から直接、サポート、トレーニング、コンサルテーションを受けられるようになります。また、AMG はオープンソース Grafana バージョン 7.5 をサポートするようになりました。これには、POST メソッドを通じたより大きな Prometheus クエリのサポート、Amazon CloudWatch プラグインの機能拡張、AWS X-Ray サービスマップの可視化、その他多くの新機能が含まれています。新しい Open Distro for Elasticsearch データソースプラグインによって、Open Distro for Elasticsearch (Apache 2.0 ライセンスに基づいて提供される Elasticsearch) を実行しているクラスターまたは Amazon Elasticsearch Service に保存された Elasticsearch データのデータログ調査と可視化が改善されます。さらに、お客様の AWS 請求およびコストマネジメントコンソールで、AMG の使用量と請求額をご覧いただけます。
2021 年 4 月 15 日までは、AMG は評価用に無料でお使いいただけました。2021 年 4 月 16 日 から、アカウントごとに 5 人まで 90 日間無料で試用いただけますが、追加使用に料金がかかる場合は AWS 請求レポートに表示されます。Grafana Enterprise にアップグレードされた場合は 30 日間の Enterprise 試用期間があります。その後、承諾の上、有料サブスクリプションを購入することができ、その場合、AWS 請求書の AWS Marketplace セクションに使用料金が表示されるようになります。Grafana Enterprise で、AppDynamics、DataDog、Dynatrace、MongoDB、New Relic、Oracle Database、ServiceNow、Snowflake、Splunk、Wavefront など、種々の Enterprise の サードパーティー独立系ソフトウェアベンダー (ISV) と接続することができます。AMG は、パイプ処理言語 (PPL) を使用する新しい Open Distro for Elasticsearch データソースプラグインをサポートするようになりました。これにより、Amazon Elasticsearch Service および Open Distro for Elasticsearch の強力な新しいクエリおよび可視化機能が使えるようになります。PPLによって、Elasticsearch Domain Specific Language (DSL) の長い文を作成する必要も、JSON オブジェクトを使用したクエリを記述する必要もなく、データを探索し見つけ出すことができます。PPL では、パイプで区切られたコマンドの集合としてクエリを記述することができます。これにより、2 つ以上のコマンドをチェーンとして組み合わせ、キーワードを検索し、結果をあるコマンドから次のコマンドに送ることができます。search、dedup、sort、その他多くのコマンドが網羅的にサポートされているので、メトリックとログの検索結果を、自動的にフォーマットされハイライトされた状態で、AMG で見ることができるようになりました。Grafana 7.5 がサポートされているので、workspaces をアップグレードしたり、新しい workspaces を作成したりしなくても、自身の AWS workspaces で、新たに拡張された機能に自動的にアクセスできるようになります。