投稿日: Apr 15, 2021
AWS CloudFormation で、AWS Systems Manager Parameter Store のパラメータに対する、CloudFormation テンプレートからの動的参照が拡張されました。今後は、最新の Systems Manager パラーメータ値を、バージョンの指定はせずに CloudFormation テンプレート内で参照できるようになります。テンプレート内でパラメータバージョンを指定しないように設定することで、Parameter Store にあるパラメータ値から最新のものを、CloudFormation に自動的に取得させることができます。
CloudFormation によりデベロッパーは、クラウド環境のモデリングやプロビジョニングそして管理を、安全で繰り返しと予測が可能な手法で行えるようになります。それぞれのパラメータは、アプリケーション ID、パスワード、もしくはライセンスキーなどの設定値であり、デベロッパーにより Parameter Store に保存されます。デベロッパーは、Parameter Store を使用してパラメータ値を更新でき、これにより新しいパラメータバージョンが作成されます。Parameter Store のパラメータ値を CloudFormation テンプレート内で動的に参照することで、デベロッパーはクラウドでのプロビジョニングを安全かつスケーラブルに実行できます。今回新たに拡張された機能により、Parameter Store にあるパラメータ値を更新した際にも、お客様がテンプレート内のパラメータバージョンを記述しなおす必要がなくなり、利便性が向上します。