投稿日: Jul 27, 2021
AWS Snowball が、Snowball デバイス上のインスタンスが外部ネットワークにダイレクトアクセスできるようにすることで、マルチキャストストリーム、ルーティング、負荷分散、その他のネットワークのユースケースをサポートするようになりました。インスタンスが中間の変換やフィルタリングを行わずにレイヤー 2 ネットワークにアクセスできるようになることで、Snowball デバイスのネットワーク構成の柔軟性とネットワークパフォーマンスが向上し、以前は不可能だったユースケースが可能になります。
今回のリリース以前は、利用可能な唯一のネットワーク構成として、内部 IP アドレスをネットワークアドレス変換 (NAT) によって、デバイスの物理ネットワークインターフェイスの 1 つに接続できる外部 Elastic IP に変換する必要がありました。このため、NAT で機能しない、または複数の物理ネットワークインターフェイスを必要とするネットワーク構成は使用できませんでした。今回のリリースにより、インスタンスを Snow デバイスの任意の物理ネットワークインターフェイスに直接接続できるようになり、ネットワーク構成に関する柔軟性が向上します。
この機能を使用するには、ダイレクトネットワークインターフェイスを作成し、Snowball デバイスの物理ネットワークフェイスの 1 つに関連付けてから、Snowball デバイスで実行されているインスタンスの 1 つにアタッチします。それぞれのダイレクトネットワークインターフェイスには VLAN タグを割り当てることができ、オプションで MAC アドレスをカスタマイズすることもできます。複数のダイレクトネットワークインターフェイスを単一の物理ネットワークインターフェイスおよび単一のインスタンスに関連付けることができます。
ダイレクトネットワークの機能は、2021 年 7 月 9 日以降に注文された AWS Snowball Edge デバイスで使用できます。 この機能は、AWS Snowball Edge を使用できるすべての商用 AWS リージョン、GovCloud リージョンで追加料金なしでご利用いただけます。詳細については、AWS Snowball Edge のドキュメントと AWS Snowball の製品ページをご覧ください。使用を開始するには、AWS Snow Family コンソールにログインしてください。