投稿日: Aug 3, 2021
Amazon Web Services, Inc.(AWS) は、Amazon.com (NASDAQ: AMZN) のグループ会社です。このたび同社では、列の圧縮エンコーディングを変更できるように自動テーブル最適化を拡張しました。この新しい機能により、Amazon Redshift データベーステーブルで最適な圧縮エンコーディングを継続的に維持でき、高いパフォーマンスを実現し、ストレージ使用率を削減できるようになりました。オートメーションで列の圧縮を管理することで、列の圧縮エンコーディングが常に最適化され、お客様は可能な限り最高のパフォーマンスを確保できます。
圧縮エンコーディングは、行がテーブルに追加されるときに列のデータ値に適用される圧縮の種類を指定します。適切なエンコーディングを選択すると、列にアクセスするクエリのパフォーマンスが向上すると同時に、列のストレージ使用率を低減できます。現在、Amazon Redshift は、S3 からのデータのサンプルに基づいて、最適な列圧縮エンコーディングを自動的に選択します。ただし、時間の経過とともにデータが変動した場合、またはパフォーマンスの向上につながる新しい圧縮エンコーディングを導入した場合、パフォーマンスの向上やストレージ使用量の削減を目的として、列の圧縮エンコーディングを更新する必要があります。今回のリリースにより、列の圧縮が継続的にモニタリングおよび更新されることになります。
この機能を活用しようとするユーザーは、CREATE ステートメントで新しいテーブルを作成するか、新しい ALTER TABLE table_name ENCODE AUTO コマンドで既存のテーブルをエンコードオートメーション用に定義します。Amazon Redshift の判断により、エンコーディングを変更することでクラスターパフォーマンスが向上すると見なされた場合、クエリへの影響を最小限に抑えながら、クラスターが起動してから数時間以内にテーブルが自動的に変更されます。それ以降、クラスターデータは継続的に評価され、さらに最適な圧縮でクラスターパフォーマンスが上がるかどうかを判断できます。Amazon Redshift 自動テーブル最適化の詳細については、ドキュメントを参照してください。
自動テーブル最適化は、Amazon Redshift Advisor が利用可能なすべてのリージョンでご利用いただけます。Amazon Redshift Advisor の可用性については、こちらのリンクを参照してください。