投稿日: Aug 30, 2021
AWS CloudFormation のユーザーは、CloudFormation スタックオペレーションエラーが発生した際に、正常にデプロイされたリソースの状態を保持するよう選択できるようになりました。この機能を使用して、更新された CloudFormation テンプレートを使用してオペレーションを再試行し、フィードバックループを通して素早く反復処理を行い、開発サイクルを短縮できるようになりました。
デベロッパー間での一般的な方法は、いくつかのリソースとその依存関係を用いて CloudFormation テンプレートを作成し、それらを CloudFormation スタックとしてデプロイおよび設定できるようにすることです。このリリースの前は、スタックオペレーションの失敗により、すべての CloudFormation リソースが、正常に作成されたリソースの削除を含め、最後にわかっている動作状態へロールバックするという結果になっていました。例えば、CloudFormation スタックに 10 個のリソースがあり、スタックオペレーションの間に最後のリソースがデプロイに失敗した場合、デフォルトの動作では、デプロイに成功した 9 個のリソースを含め、すべてのリソースのロールバックを開始します。このリリースでは、作成に成功したリソースの状態を維持する一方で、失敗したリソースの問題を修復し、それらのプロビジョニングを再試行するオプションを持つようになりました。以前の唯一のオプションであったように、CloudFormation スタック全体をその最後にわかっている良好な状態にロールバックするよう選択することもできます。
開始するには、AWS CloudFormation コンソール、CLI、または AWS SDK を使用して、スタックオペレーションを開始するときのロールバック動作を指定します。詳細については、ドキュメントを参照してください。この CloudFormation の新機能は、追加費用無しで、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア)、AWS GovCloud (米国西部、米国東部)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム)、アジアパシフィック (香港、ムンバイ、大阪、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、中東 (バーレーン)、アフリカ (ケープタウン)、南米 (サンパウロ) などの 23 のリージョンでご利用いただけます。