投稿日: Aug 17, 2021
AWS IoT Device SDK for Embedded C (C-SDK) リリース 202108.00 には、IoT アプリケーション向けの AWS SigV4 ライブラリとリファクタリングされた AWS IoT Fleet Provisioning クライアントライブラリが含まれています。このリリースで C-SDK が使いやすくなり、デベロッパーは HTTP を実行している IoT デバイスから AWS のサービスに送られるインバウンド API リクエストを認証したり、固有の証明書を持たない IoT デバイスをプロビジョニングできるようになりました。
AWS Signature Version 4 (SigV4) は、HTTP リクエストに認証情報を追加することにより、AWS のサービスに送られたリクエストを認証するプロセスです。SigV4 ライブラリは、SigV4 署名プロセスに準拠した署名と認証ヘッダーを生成し、Amazon S3 などのAWS のサービスに HTTP リクエストを送信する IoT デバイスの認証に役立ちます。
Fleet Provisioning ライブラリを使用すると、Fleet Provisioning for AWS IoT Core で IoT デバイスのプロビジョニングが可能になります。Fleet Provisioning は、AWS IoT でデバイスの証明書と秘密鍵を生成してデバイスを初めて AWS に接続しようとする際に安全に配信する機能です。SigV4 と Fleet Provisioning のライブラリは、メモリ使用量とモジュール性について最適化されており、さらにコード品質チェック (例えば、MISRA-C コンプライアンスや Coverity 静的分析) も通過しています。C-SDK ライブラリ全体のさらに詳しい情報については、C-SDK の README ファイルを参照してください。
この機能を開始するには、まず GitHub からソースコードをダウンロードします。詳細については、「 (AWS IoT Core Developer Guide for C-SDK) C-SDK 向けAWS IoT Core デベロッパーガイド」をご参照ください。