投稿日: Aug 19, 2021
本日、Amazon Redshift の空間データの処理能力を目的として、空間クエリパフォーマンスの強化、3D/4D ジオメトリ、新しい空間関数が Amazon Redshift に追加されました。
今回のパフォーマンス強化により、ジオメトリクエリのスループットが最大 100 倍まで透過的および自動的に強化されます。このパフォーマンスの強化では、大規模なテーブル JOIN での空間クエリも最適化および高速化されます。空間クエリでの 3D/4D ジオメトリのサポートによって、多次元データを正確に表現するために 3D/4D 空間座標が必要な場合の空間ユースケースの範囲が大幅に拡張されます。
上記の新しい空間機能に加えて、Redshift の空間エンジン拡張の一環として 8 つの新しい空間関数が導入されています。複雑な空間アプリケーションを構築するために使用できる空間関数には、ジオメトリの凸包を計算する ST_ConvexHull、線に沿って補間された点を返す ST_LineInterpolatePoint、任意のジオメトリで使用でき、頂点の順序を反転する ST_Reverse、線形ジオメトリの長さをメートルで返す ST_LengthSphere などがあります。追加された関数のうち、上記の関数と組み合わせて使用するものには、集計ジオメトリタイプを取り、Point、MultiPoint、LineString ジオメトリを含むことのできるポイントを含む LineString を作成する ST_MakeLine などがあります。
Amazon Redshift の空間機能: Amazon Redshift は、2019 年 11 月に、ポリモーフィックなデータ型である GEOMETRY といくつかの主要な SQL 空間関数を使用して、ネイティブな空間データ処理サポートの提供を開始しました。 本日のリリースにより、Amazon Redshift の空間関数のライブラリに含まれる関数の数は 80 になりました。お客様は、この機能を使用して空間データを保存、取得、および処理し、空間データを分析クエリに統合することでビジネスインサイトを強化できます。Amazon Redshift 空間データ処理機能は、新規および既存のお客様が追加費用なしで利用できます。Redshift 空間機能の詳細については、ドキュメントを参照してください。
Redshift 空間機能は、すべてのパブリック AWS リージョンで利用可能です。Amazon Redshift を利用できるリージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。