投稿日: Sep 1, 2021
NICE DCV は、高性能なリモートディスプレイプロトコルです。これを使うと、ハイパフォーマンス GPU を搭載したサーバーでホストされた 3D グラフィックスアプリケーションなどのリモートデスクトップ、またはアプリケーションのセッションに安全にアクセスできるようになります。
以下の新機能を備えた NICE DCV バージョン 2021.2 がリリースされました。
- ウェブクライアントクリップボードの改善 - 今後は、Google Chrome および Microsoft Edge 上で DCV ウェブクライアントを使用し、イメージをコピー/貼り付けできるようになります。
- ネイティブクライアントでのスクリーンショットを回避するオプション - この機能はユーザーに DCV セッションコンテンツのスクリーンショットを取得させないことで、安全性を確保します。有効にすると、ユーザーが取得できるのは黒い画面のみとなります。
- ストリーミング品質の改善 - 帯域幅の消費を低く抑えながら、最高のフレームレートで配信するために、NICE DCV は、変更のないストリーミング済みのパートについては、フルロスレスに自動更新されるよう設計されています。この更新により、QUIC プロトコルを使用した際に、より滑らかな「ロスレス構築」を体験できます。
- DCV Session Manager 機能 - DCV Session Manager にコマンドラインインターフェイス (CLI) とブローカーデータ永続性機能が搭載されました。今後は、API を直接コールする必要なく、CLI 経由で DCV セッションをより簡単に作成し、管理できるようになります。可用性を上げるため、ブローカーは外部のデータストア上でサーバーステート情報を保持し、スタートアップの時点でそれらを復元できます。
NICE DCV は Amazon Appstream 2.0、AWS RoboMaker、および Amazon Nimble Studios で使用されるリモートディスプレイプロトコルです。詳細については、リリースノートをご覧いただくか、NICE DCV ウェブページにアクセスして、DCV をダウンロードして、ご利用を開始してください。