投稿日: Sep 23, 2021
本日より、OpenTelemetry プロジェクトの安全で本番環境に対応した AWS サポートのディストリビューションである AWS Distro for OpenTelemetry の一般利用を開始いたします。今回のリリースにより、Java、.Net、Python、Go、JavaScript で OpenTelemetry API と SDK を使用し、トレースを収集、OpenTelemetry Protocol (OTLP) によってサポートされている AWS X-Ray とモニタリングの送信先に送ることができるようになります。
Cloud Native Computing Foundation の一部である OpenTelemetry は、アプリケーションモニタリング用の分散トレースとメトリクスを収集するためのオープンソース API、ライブラリ、およびエージェントを提供します。AWS Distro for OpenTelemetry を使用すると、アプリケーションを 1 回だけインストルメント化して、相関メトリクスとトレースを複数の監視ソリューションに送信し、自動インストルメンテーションエージェントを使用して、コードを変更せずにトレースを収集することができます。AWS Distro for OpenTelemetry は、AWS リソースとマネージドサービスからメタデータも収集するため、アプリケーションのパフォーマンスデータを基盤となるインフラストラクチャデータと相関させて、問題解決までの平均時間を短縮できます。AWS Distro for OpenTelemetry を使用して、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)、Amazon Elastic Container Service (ECS)、EC2 の Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)、AWS Fargate、AWS Lambda 関数、およびオンプレミスで実行されているアプリケーションをインストルメント化します。
オブザーバビリティのニーズに応じて、トレースの送信先として AWS X-Ray を選択するか、AWS パートナーの送信先の 1 つを選択できます。コンテナサービス用の AWS Distro for OpenTelemetry の最新バージョンと、AWS CloudFormation テンプレート、AWS コマンドラインインターフェイス、または Kubectl コマンドを使用することにより Amazon EC2 を設定してデプロイできます。デベロッパーは、Java および Python の自動インストルメンテーション、および OpenTelemetry SDK を使用して、相関メトリクスとトレースを収集するアプリケーションをインストルメント化できます。さらに、ADOT 用の AWS マネージド Lambdaレイヤーを追加して、AWS Lambda 関数からトレースを収集できます。
AWS Distro for OpenTelemetry の詳細については、デベロッパーポータルにアクセスし、最新リリースをダウンロードしてください。さまざまな言語で起動とインストルメンテーションについてお読みください。