投稿日: Nov 19, 2021
本日より、Amazon AppStream 2.0 では、サーバーレスフリートタイプである Elastic フリートをご利用いただけるようになりました。これにより、お客様は、使用量を予測したり、スケーリングポリシーを作成および管理したり、イメージを作成したりすることを必要とせずに、AWS マネージドのストリーミングインスタンスのプールからエンドユーザーにアプリケーションをストリーミングできます。Elastic フリートは、容量を管理したり AppStream 2.0 イメージを作成したりせずにアプリケーションをユーザーにストリーミングすることをご希望のお客様向けに設計されています。
Elastic フリートストリーミングインスタンスは、アカウントの Amazon Simple Storage Service (S3) バケット内に保存されている仮想ハードディスクにインストールされているアプリケーションに依拠します。起動するアプリケーションをユーザーが選択すると、仮想ハードドライブが Elastic フリートストリーミングインスタンスにダウンロードされ、起動されます。Elastic フリートを使用するために必要なのは、アプリケーションを仮想ハードドライブにインストールし、アカウントの S3 バケットにアップロードしてから、新しい Elastic フリートに割り当てて、ユーザーへのアプリケーションのストリーミングを開始することだけです。スケーリングポリシーを作成したり、AppStream 2.0 のイメージを作成および管理したりする必要はなくなりました。請求料金は、フリートの作成時に選択するインスタンスのタイプとサイズ、およびオペレーティングシステムによって決定され、ユーザーのストリーミングセッションの時間についてのみ、秒単位で課金されます。Microsoft Windows Server ベースのフリートインスタンスでストリーミングセッションを開始した各エンドユーザーについては、ストリーミングセッションが発生した当月について Microsoft RDS SAL の料金が請求されます。
Elastic フリートは、設定なしで仮想ハードディスクから実行できるアプリケーション向けに設計されており、ソフトウェアの試用、トレーニング、販売デモなどの散発的な使用パターンや、デスクトップアプリケーションを Software as a Service 配信モデルに変換するといったユースケースのために最適化されています。
使用を開始するには、アプリケーションを仮想ハードディスクにインストールしてから、S3 バケットにアップロードします。アプリケーションがパッケージ化されたら、新しい Elastic フリートを作成し、それをアプリケーションに関連付けることができます。詳細については、Amazon AppStream 2.0 管理ガイドの Create and Manage App Blocks and Applications for Elastic Fleets およびフリートを作成するを参照してください。
AppStream 2.0 が提供されているすべての AWS リージョンで Elastic フリートを作成できます。AppStream 2.0 Elastic フリートは、従量制料金でご利用いただけます。Amazon AppStream 2.0 の料金で詳細を確認し、サンプルアプリケーションをお試しください。