投稿日: Nov 22, 2021
Amazon Athena コンソールから AWS Step Functions のワークフローを管理できるようになり、スケーラブルなデータ処理パイプラインの構築、カスタムビジネスロジックに基づくクエリの実行、管理タスクやアラートタスクの自動化などが容易になりました。
Amazon Athena は Amazon S3 内のデータを SQL によって分析することができるインタラクティブなクエリサービスです。AWS Step Functions は、AWS のサービスのオーケストレーション、ビジネスプロセスの自動化、サーバーレスアプリケーションの構築に使用されるローコードの視覚的なワークフローサービスです。
Athena と Step Functions を使用して、Athena がデータを処理し、Step Functions が AWS Glue、Amazon S3、Amazon Kinesis Firehose、AWS Lambda などの複数の AWS サービスにわたってワークフローをオーケストレーションする分散データ処理パイプラインを構築することができます。また、最近では Step Functions に AWS SDK Integrations が追加され、対応する AWS サービスの数が 17 から 200 以上に、AWS API Actions の数が 46 から 9000 以上に拡大したことで、より洗練されたワークフローを開発できるようになりました。
Step Functions は、Athena のアップグレードされたコンソールに統合され、Athena を呼び出すステートマシンのインタラクティブなワークフロー図を表示するために使用できます。まず、左のナビゲーションパネルから [ワークフロー] を選択します。Athena のクエリを持つ既存のステートマシンがある場合は、ステートマシンを選択すると、ワークフローのインタラクティブなダイアグラムが表示されます。Step Functions を初めてご利用になる場合は、Athena コンソールからサンプルプロジェクトを起動し、本番のユースケースに合わせて後でカスタマイズすることで始められます。
この機能は、AWS Step Functions と Amazon Athena の再設計されたコンソールの両方が利用可能なすべてのリージョンで利用可能です。詳細については、AWS リージョン表を参照してください。
Step Functions と Athena の動作については、Amazon Athena と AWS Step Functions を用いた ETL パイプラインの構築とオーケストレーションを参照するか、Step Functions のドキュメントを参照してください。