投稿日: Nov 5, 2021
委任された単一の管理者アカウントから、組織内のすべてのアカウントで生成されたインサイトを表示できるようになりました。インサイトは、Amazon DevOps Guru がアプリケーションのモニタリング中に運用上の問題を検出したときに生成されるアラートです。これらのインサイトは、現在生じているか、差し迫ったアプリケーションの問題を特定し、問題を引き起こしている可能性のある事象を示し、顧客に影響を及ぼすイベントの発生を防ぐのに役立つ是正措置を推奨します。
これまで、1 つのアカウントで表示できるのは、Amazon DevOps Guru でそのアカウントのために生成されたインサイトのみでした。本日、Well-Architected のマルチアカウント環境での AWS のベストプラクティスに整合するよう、DevOps Guru では AWS Organizations でのマルチアカウントサポートをご利用いただけるようになりました。マルチアカウントサポートを有効にすると、メンバーアカウントを指定して、組織全体のインサイトを管理できます。これにより、この委任された管理者は、組織内のすべてのアカウントからのインサイトを表示、並べ替え、およびフィルタリングして、追加のカスタマイズを必要とすることなく、モニタリング対象のすべてのアプリケーションのヘルスに関する組織全体のビューを作成できます。
Amazon DevOps Guru は、アプリケーションの運用パフォーマンスと可用性の改善を容易にする、機械学習 (ML) を利用したサービスです。DevOps Guru は、アプリケーションのメトリクス、ログ、イベント、およびトレースを分析することで、通常の運用パターンから逸脱した動作を特定し、問題の詳細をデベロッパーに警告するインサイトを作成します。可能な場合、DevOps Guru は、Amazon Simple Notification Service (SNS) や、Atlassian Opsgenie、PagerDuty などのパートナーとの統合を介した是正措置も提案します。詳細については、DevOps Guru の製品およびドキュメントのページにアクセスするか、Amazon DevOps Guru フォーラムに質問を投稿してください。
AWS Organizations は、AWS リソースの増加やスケールに合わせて、環境を一元的に管理し、統制するのに役立ちます。AWS Organizations を利用して、プログラムで新しいアカウントを作成してリソースを割り当てたり、すべてのアカウントに単一の支払い方法を設定して請求を簡素化したり、アカウントのグループを作成してワークフローを整理したり、これらのグループにポリシーを適用してガバナンスを実現したりすることができます。さらに、AWS Organizations は他の AWS のサービスと統合しているため、一元的な設定、セキュリティ体制、および組織内のアカウント間でのリソース共有を定義できます。AWS Organizations の詳細については、AWS Organizations の製品ページにアクセスしてください。