投稿日: Nov 22, 2021

Amazon EventBridge が、2021 年 4 月にリリースされたターゲット機能としてのクロスリージョンイベントバスの送信先として、AWS GovCloud (米国) と中国を除くすべてのリージョンにサポートを拡張します (最初は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の 3 つの送信先リージョンで開始)。これにより、どのリージョンからでも 1 つの中央リージョンでイベントを統合できます。また、監査とモニタリングの目的でイベントを一元化したり、イベントを送信元から送信先のリージョンに複製したりして、リージョン間でデータを同期することも容易になります。 

EventBridge は、サーバーレスのイベントバスです。このサービスでは、独自のアプリケーション、サードパーティーの SaaS アプリケーション、およびその他の AWS のサービス間でイベントをルーティングすることにより、スケーラブルなイベント駆動型アプリケーションを作成できます。お客様は、データの送信先を判断するためのルーティングルールを構成して、データやシステムの変更が発生した際の、アプリケーションアーキテクチャの応答を設定できます。Amazon EventBridge は、イベントの取り込み、配信、セキュリティ、承認、そしてエラー処理を容易にすることで、イベント駆動型アプリケーションの構築を簡単にします。 

クロスリージョンイベントバスターゲットのサポートにより、送信先リージョンでイベント情報を入手できるようになりました。この機能により、デベロッパーはイベントを検索しそれに対応するためのコードを記述することを、より簡単に行えるようになります。さらに、組織全体で生成されるイベントからのインサイトを取得したりすることが可能となります。 

クロスリージョンイベントバスターゲットを有効にするには、送信先リージョンのイベントバスの Amazon リソースネーム (ARN) を指定する必要があります。これを使用して、リージョン間で同じアカウントまたは異なるアカウント内でイベントを送信できます。 このサービスは、AWS マネジメントコンソールまたは API により使用を開始できます。 クロスリージョンでの呼び出しは、カスタムイベント料金に従ってお支払いいただきます。料金については、EventBridge の料金ページにアクセスしてください。

米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、米国西部 (北カリフォルニア)、カナダ (中部)、欧州 (ストックホルム)、欧州 (パリ)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ロンドン)、欧州 (ミラノ)、中東 (バーレーン)、アフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (大阪)、アジアパシフィック (シドニー)、南米 (サンパウロ) の各 AWS リージョン間でイベントを送信できます。

詳細については、以下を参照してください。

* Stephen Liedig のブログ投稿を読む
* Amazon EventBridge のページにアクセスする
* Amazon EventBridge デベロッパーガイドでクロスリージョンサポートについて読む