投稿日: Nov 29, 2021

Amazon EventBridge と Amazon S3 イベント通知を使用して、S3 に保存しているデータへの変更に基づいてイベント駆動型アプリケーションを構築、スケーリング、およびデプロイできるようになりました。これにより、オブジェクトの追加のコピーを作成したり新しいソフトウェアを開発したりすることなく、S3 の新しいデータの操作、オブジェクトの変更に同時に反応する複数のアプリケーションの構築、および過去のイベントの再生が簡単になります。イベントを処理して複数のターゲットに送信する柔軟性が向上したため、1回限定使用のカスタムコードを記述することなく高度な分析と大規模な機械学習を備えた新しいサーバーレスアプリケーションをより自信を持って作成できるようになりました。

Amazon EventBridge と Amazon S3 イベント通知により、高度なフィルタリング機能やルーティング機能を利用して、AWS Lambda、Amazon Kinesis、AWS Step Functions、Amazon SQS を含む 18 のターゲットにイベントを送信できるようになります。EventBridge と S3 イベント通知は、S3 イベント内のオブジェクトの任意の属性、または属性の組み合わせを照合できるようにすることで、アーキテクチャを簡素化できます。これにより、ターゲットの AWS Lambda 関数またはその他の宛先を呼び出す前に、オブジェクトサイズ、時間範囲、またはその他のイベントメタデータフィールドごとにイベントをフィルタリングすることができます。例えば、何百万もの音声ファイルが S3 バケットにアップロードされる場合、特定のファイルをフィルタリングして、複数のワークフローにイベント通知を送信できます。これらの複数のワークフローを通じて、同じイベントを使用して音声ファイルを書き起こし、そのストリーミング用のメディア形式を変更し、機械学習を適用してセンチメントスコアを生成します。最後に、S3 イベントをアーカイブして再生することもできます。これにより、エラーが発生した場合や新しいアプリケーションモジュールが追加された場合に再処理することができます。

Amazon EventBridge での Amazon S3 イベント通知がすべての商用 AWS リージョンで利用できるようになりました。AWS マネジメントコンソールで数回クリックするか、1回の API リクエストで、Amazon EventBridge への S3 イベント通知の送信を開始することができます。詳細については、S3 ユーザーガイドにアクセスするか、AWS ニュースブログをお読みください。料金については、Amazon EventBridge の料金ページをご覧ください。

注意: AWS のサービスは、Lambda 関数を呼び出すイベントを生成し、Lambda 関数は、AWS のサービスにメッセージを送信することができます。.無限ループを回避するために、Lambda 関数がその関数の別の呼び出しをトリガーするような方法でサービスまたは API を呼び出さないように注意することをお勧めします。