投稿日: Nov 23, 2021
Application Load Balancer とネットワークロードバランサーが、Internet Protocol version 6 (IPv6) によるエンドツーエンドの接続をサポートするようになりました。クライアントは、アプリケーションやネットワークロードバランサーに接続したり、バックエンドのアプリケーションに IPv6 でアクセスできるようになりました。
このリリースにより、ロードバランサーを「デュアルスタック」モードに設定し、IPv4 と IPv6 の両方のクライアント接続を受け入れることができます。これまでもインターネットに接続するロードバランサーではデュアルスタックモードが利用できましたが、今回のリリースでは、インターネットゲートウェイを介した IPv6 による意図しないインターネットアクセスを防ぐための保護機能を追加し、内部ロードバランサーのサポートを拡大しました。
さらに、アプリケーションやネットワークロードバランサーが、IPv6 でアドレス指定されたターゲットへのロードバランシングをサポートするようになりました。このリリースにより、IPv6 ターゲットグループを作成できるようになり、IPv6/デュアルスタックサブネット内のターゲットに IPv4 および IPv6 クライアントが接続できるようになりました。IPv4 と同様に、ネットワークロードバランサーは、IPv6 ターゲットグループに接続する IPv6 クライアントのソース IP アドレスを保持することができ、Application Load Balancer は、クライアント IP を HTTP ヘッダーで配信します。
Application Load Balancer とネットワークロードバランサーでの IPv6 サポートは、すべての AWS 商用および GovCloud (米国) リージョンで利用可能です。開始するには、VPC で IPv6 を有効にし、IPv6 ターゲットを新しい IPv6 タイプのターゲットグループに登録し、ロードバランサーの IP アドレスタイプとして「デュアルスタック」を選択します。
詳細については、ALB ドキュメントや NLB ドキュメントを参照してください。