投稿日: Nov 17, 2021
本日、オンプレミスおよびクラウドベースのアプリケーションの高速で信頼性の高いリカバリにより、組織がダウンタイムとデータ損失を最小限に抑えることを可能にする新しいサービス、AWS Elastic Disaster Recovery (AWS DRS) の一般提供開始を発表します。AWS Elastic Disaster Recovery は、AWS の災害対策のための推奨サービスです。
AWS Elastic Disaster Recovery を使用すれば、Oracle、MySQL、SQL Server などの重要なデータベースや SAP などのエンタープライズアプリケーションなど、AWS 上のさまざまなアプリケーションのリカバリを簡素化できます。このサービスは、演習、リカバリ、およびフェイルバックに統一されたプロセスを使用するため、サービスを操作するためにアプリケーション固有のスキルセットは必要ありません。
AWS Elastic Disaster Recovery は、パフォーマンスに影響を与えることなく、ソースサーバーを AWS アカウントに継続的にレプリケートします。アイドル状態のリカバリサイトリソースを削除することで、従来のオンプレミスの災害対策ソリューションと比較してコストが削減され、手頃な AWS ストレージと最小限のコンピューティングリソースを活用して継続的なレプリケーションを維持します。AWS 上でのアプリケーションのリカバリが数分でできます。リカバリ中、リカバリポイントとして最新のサーバー状態を選択するか、以前の時点からアプリケーション運用のコピーをリカバリすることを選択できます。ポイントインタイムリカバリは、ランサムウェアなどのデータ破損イベントからのリカバリに役立ちます。プライマリ環境で問題が解決されたら、AWS Elastic Disaster Recovery を使用してリカバリされたアプリケーションをフェイルバックできます。
AWS Elastic Disaster Recovery は、CloudEndure Disaster Recovery のテクノロジーに基づき、AWS マネジメントコンソールで操作します。これにより、AWS CloudTrail、AWS Identity and Access Management (IAM)、Amazon CloudWatch などの他の AWS のサービスとのシームレスな統合が可能になります。AWS Elastic Disaster Recovery または CloudEndure Disaster Recovery を使用する場合については、製品比較ページにアクセスしてください。
AWS Elastic Disaster Recovery は、現在、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン) といった AWS リージョンで利用できます。
AWS Elastic Disaster Recovery を使用すれば、ソースサーバーを簡単に追加または削除できます。このサービスは、リプリケート元のサーバーごとに 1 時間ごとの料金で請求されます。AWS で完全にプロビジョニングされた災害対策サイトのコストは、演習またはリカバリに必要な場合にのみ発生します。詳細については、料金ページをご覧ください。
AWS Elastic Disaster Recovery の詳細については、製品ページまたはドキュメントにアクセスしてください。使用を開始するには、AWS Elastic Disaster Recovery Console にサインインしてレプリケートサービスを開始してください。