投稿日: Nov 15, 2021
AWS StepFunctions の Synchronous Express Workflow が AWS PrivateLink をサポートするようになりました。これにより、パブリックインターネットを経由せずに Virtual Private Cloud (VPC) から Synchronous Express Workflow を開始できるようになりました。
AWS Step Functions は、デベロッパーが分散アプリケーションの構築、IT およびビジネスプロセスの自動化、および AWS のサービスを利用したデータと機械学習のパイプラインの構築に役立てるために使用できるローコードのビジュアルワークフローサービスです。高スループットで短期間のワークロードには Express Workflow が理想的ですが、Synchronous Express Workflow を使用すると、デベロッパーは追加のサービスをポーリングしたりカスタムソリューションを構築したりすることなく、ワークフローの応答をすばやく受け取ることができます。AWS PrivateLink は、トラフィックをパブリックインターネットに公開することなく、VPC、AWS のサービス、およびオンプレミスネットワーク間のプライベート接続を提供します。
AWS PrivateLink のサポートにより、トラフィックが AWS ネットワーク内に留まっている間に Synchronous Express Workflow を開始できるため、DDoS 攻撃や中間者攻撃 (MITM) のリスクを軽減できます。PrivateLink は、さまざまなアカウントや VPC 間でサービスを接続することをより容易にし、ネットワークアーキテクチャを簡素化するのに役立ちます。Synchronous Express Workflow を使用して、AWS のサービスを調整できます。200 を超える AWS のサービスと 9,000 を超える API アクションがサポートされています。Synchronous Express Workflow に接続するには、新しい VPC エンドポイントを作成する必要がありますが、VPC および VPCe で Private DNS 解決が有効になっている場合は、SDK 設定用のコード変更は不要です。
AWS PrivateLink 向けの Synchronous Express Workflow のサポートは、Synchronous Express Workflow が利用できるすべての商用リージョンで一般的にご利用いただけます。リージョンと提供サービスの詳細なリストについては、AWS リージョンを参照してください。
詳細については、AWS StepFunctions デベロッパーガイドの Amazon VPC エンドポイントのページにアクセスするか、Express Workflow に関するドキュメントをご覧ください。