投稿日: Dec 1, 2021
本日より、AWS Transit Gatewayはリージョン内ピアリングをサポートし、同じAWSリージョン内の複数のTransit Gateway間でピアリング接続を確立できるようになりました。この変更により、組織内のさまざまなユニットが独自のTransit Gatewayを導入し、それらを簡単に相互接続することができるようになり、管理コストの削減と自律的な運用が可能になります。
Transit Gateway を使用すると、何千もの Amazon Virtual Private Cloud (VPC) とそれらのオンプレミスネットワークを、単一のゲートウェイで接続できます。これまでは、異なるAWSリージョンにあるTransit Gateway間でしかピアリング接続ができませんでした。今回の発売により、同じAWSリージョン内の別々のTransit Gatewayを介してサービスを提供しているネットワーク間のルーティングやインターコネクティビティを簡素化することができます。Transit Gatewaysを同一リージョン内で自然にピアリングすることで、トランジットVPCの作成や管理が不要になり、ルートテーブルの管理も簡素化され、設定ミスの可能性も低くなります。リージョン内ピアリングを利用することで、柔軟なネットワークトポロジーを構築し、同じリージョンにあるサードパーティやパートナーのマネージドネットワークと自社のネットワークを容易に統合することができます。
はじめに、トランジットゲートウエイにピアリングアタッチメントを作成し、同じAWSリージョン内でピアリングしたいトランジットゲートウェイを指定します。ピアTransit Gatewayは、お客様のアカウントでも、別のAWSアカウントでも構いません。Transit Gatewayのルートテーブルにスタティックルートを作成することで、各Transit Gatewayに接続されたVPCとコネクション間のトラフィックをルーティングすることができます。この機能は、 AWSマネジメントコンソール、Amazon コマンドラインインターフェイス Interface (Amazon CLI)、Amazon ソフトウエア開発キット (Amazon SDK) を通じてご利用いただけます。