投稿日: Jan 31, 2022
Amazon Lex は、音声やテキストを使用して、任意のアプリケーションに対話型インターフェイスを構築するサービスです。ここに、会話入力に対して複数のトランスクリプトと信頼スコアをサポートできるようになったことを発表します。複数のトランスクリプトによって、ユーザーの会話入力に対するさまざまな解釈を提供します。各トランスクリプトには、一致度を示す信頼スコアが関連付けされます。信頼スコアが付けられたトランスクリプトを使用して、会話のデザインを強化できます。
信頼スコアは、実装するダイアログを効率化するために使用できます。例えば、銀行ボットがユーザーに情報を要求し (「口座名を教えてください」)、ユーザーが応答を返す (「ミシェルです」) 場合を考えてみます。トランスクリプトの信頼スコアが中程度の信頼を示している場合、ボットに確認させるよう設定できます (「ミシェルとおっしゃいましたか?」)。また、スコアが低い場合は、質問を繰り返すようにダイアログを設計できます (「もう一度言っていただけますか?」)。同様に、トランスクリプトをビジネス知識と一緒に使用して、ユーザーの応答についての理解を改善できます。例えば、在庫ステータスボットの場合、ビジネスロジックを適用して複数のトランスクリプト (「Scissors (はさみ)」か「Cesar’s (シーザーの)」か「Seizures (発作)」か) を処理し、適切な解釈 (「Scissors (はさみ)」) を特定できます。これにより、会話のフローを管理し、より効果的な会話を作成するための適切な洞察を得られます。