投稿日: Mar 7, 2022
本日、Amazon DevOps Guru と Amazon CodeGuru Profiler の統合が利用可能になったことを発表します。この統合により、DevOps Guru コンソールでインサイトとして Amazon CodeGuru Profiler からのレコメンデーションにアクセスできるようになり、アプリケーションのパフォーマンスの問題と、その問題の原因である基になるコードを簡単に紐づけることができます。
これまで、両方のサービスを利用するお客様は、両方のサービスでフラグ付けされたインシデントが関連する場合であっても、両方のサービスでインサイトとレコメンデーションを別々に確認する必要がありました。これは、カスタマーエクスペリエンスを低下させるだけでなく、CodeGuru Profiler でフラグ付けされた問題と DevOps Guru で生成されたインサイトの間に因果関係がある場合でも、因果関係を明確にするのが困難でした。この統合により、CodeGuru Profiler のレコメンデーションが DevOps Guru コンソールにプロアクティブなインサイトとして表示されます。1 つのウィンドウに両方のサービスからの情報を表示することで、お客様がこれまで以上に迅速に問題を診断して解決できるようになります。
現時点では、この統合で対象となるのは、両方のサービスでモニタリングされている Lambda 関数に対して生成されるインサイトのみです。
Amazon DevOps Guru は、機械学習 (ML) を利用したサービスであり、アプリケーションの運用パフォーマンスと可用性を測定および改善して、コストのかかるダウンタイムを削減できる簡単な方法を提供します。DevOps Guru は、アプリケーションのメトリクス、ログ、イベント、およびトレースを分析することで、通常の運用パターンから逸脱した動作を特定し、Amazon Simple Notification Service (SNS) とパートナー統合を介して、問題の詳細と是正措置をデベロッパーに警告するインサイトを作成します。
Amazon CodeGuru Profiler は、ライブアプリケーションからランタイムのパフォーマンスデータを収集し、アプリケーションのパフォーマンスを微調整する際に有用なレコメンデーションを提供します。CodeGuru Profiler は、機械学習アルゴリズムを使用して、最もコストがかかるコード行を特定し、効率性を向上させて CPU ボトルネックを解消できる方法を提案します。
使用を開始するには、AWS コンソールからご自身のアカウントで Amazon CodeGuru Profiler と Amazon DevOps Guru を有効にします。アカウントで両方のサービスを有効にすると、DevOps Guru コンソールの設定から統合を有効にできます。