投稿日: Apr 20, 2022
Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) が、すべての商用リージョンの AWS Outposts で PostgreSQL および MySQL のマルチ AZ 配置で高可用性構成をサポートするようになりました。Outposts での Amazon RDS マルチ AZ 配置では、RDS データベース (DB) インスタンスの可用性と耐久性が強化され、プロダクションデータベースのワークロードに適しています。マルチ AZ データベースインスタンスをプロビジョニングすると、Amazon RDS は自動的にプライマリ DB インスタンスを作成し、別のアベイラビリティーゾーン (AZ) に接続された 2 番目の AWS Outposts のスタンバイインスタンスにデータを同期的にレプリケーションします。それぞれの Outposts は、その独自の、物理的にはっきりと独立したインフラストラクチャ上で稼働しています。また高い信頼性を保つように設計されています。インフラストラクチャに障害が発生した場合、Amazon RDS は自動的にスタンバイデータベースにフェイルオーバーするので、フェイルオーバー完了後すぐにデータベースのオペレーションを再開できます。
MySQL および PostgreSQL on Outposts デプロイメントの Amazon RDS マルチ AZ は、同期物理レプリケーションを利用して、スタンバイ上のデータをプライマリで最新の状態に保ちます。これによって、DB インスタンスの障害や Outpost の障害が発生した場合にデータを保護します。Outpost の Amazon RDS マルチ AZ では、バックアップがスタンバイから取得されるため、マルチ AZ 配置のバックアップ中にプライマリで I/O アクティビティが中断されることはありません。Outposts の障害やデータベースインスタンスの障害が発生しても、可用性への影響は限定的です。OS のパッチ処理または DB インスタンスのスケーリングのようなシステムアップグレードの場合、このようなオペレーションは、まずスタンバイに適用されてから、自動フェイルオーバーが行われます。したがって、可用性への影響が現れるのは自動フェイルオーバーを完了するのに必要な時間までとなります。