投稿日: Jul 21, 2022

Amazon Athena ユーザーは視覚的でインタラクティブなツールを使用して、クエリを分析および調整できるようになりました。クエリの最適化とエラーのデバッグは困難なタスクです。多くの場合、クエリの動作に関する知識と、クエリのロジックを調整するための慎重なアプローチが必要になります。本日のリリースにより、Athena コンソールから、エラーのデバッグとパフォーマンスの向上を簡単に実現できるツールでクエリを分析できるようになりました。

クエリがどのように実行されるかを実行前に把握できるように、インタラクティブで視覚的なクエリプランにアクセスできるようになりました。ワンクリックで、クエリプランを生成し、それを使用してクエリの各ステップで処理される演算子、結合、データを調べることができます。クエリの実行後は、クエリレベルの新しい指標として、キューイング、プランニング、実行の各段階で費やされた時間と、クエリで処理および出力されるデータの行数とサイズが表示されます。指標はコンソールに埋め込まれて視覚的に表示されますが、新しいクエリ統計情報用 API からアクセスすることもできます。

より詳細な分析が必要なクエリの場合は、インタラクティブなグラフとして表示される実行の詳細を調べて、クエリ実行時のデータフローを追跡できるようになりました。実行の詳細を使用することで、複雑なクエリのボトルネックの特定、各段階での演算子と詳細なパフォーマンス統計情報の調査、クエリの述語の影響の検証などが可能になります。

これらのツールをクエリに適用する方法については、AWS の YouTube チャンネルでビデオチュートリアルをご覧ください。詳細については、「Viewing execution plans for SQL queries」(SQL クエリの実行プランの表示) および「Viewing statistics and execution details for completed queries」(完了したクエリの統計情報と実行の詳細の表示) を参照してください。