投稿日: Jul 6, 2022
Amazon SageMaker Feature Store は、機械学習における特徴量の保存、更新、検索、共有に特化したフルマネージド型リポジトリです。本サービスでは、簡単な特徴量の再利用、低レイテンシー処理、タイムトラベル、トレーニングおよび推論ワークフローで利用される特徴量の一貫性の確保といった特徴量管理機能を活用できます。特徴量グループは、特徴量グループスキーマによって構造が定義される、機械学習における特徴量の論理グループです。これまでも、特徴量グループにメタデータタグを付加すれば、特徴量グループを簡単に検索することができました。しかし、メタデータタグは特徴量グループにしか付加できず、特定の特徴量を検索する手順は複雑なものでした。探している特徴量がどの特徴量グループに属しているかを把握し、その特徴量グループ内で当該の特徴量をスキャンする必要があったため、特徴量の検索によって余分なオーバーヘッドが発生していました。
このたび、Amazon SageMaker Feature Store に、特徴量レベルでカスタムメタデータを付加できる機能と、特徴量グループだけでなく特徴量を直接検索できる機能が追加されました。カスタムメタデータフィールドには、特徴量を見つけやすくなる説明やパラメータを含めることが可能です。UpdateFeatureMetadata API を使用して特徴量のメタデータを付加または更新できるほか、ある特徴量のメタデータをすべて DescribeFeatureMetadata API を使用して表示できます。機械学習用の統合型開発環境である SageMaker Studio で特徴量メタデータを更新および表示することも可能です。
SageMaker Studio 内の Feature Store ユーザーインターフェイスと Search API のどちらからでも、同じ AWS アカウント内にある特徴量グループすべてに対して特徴量の検索をかけることができます。また、特徴量メタデータ属性のテキストベース検索を実行することで、ユースケースに適した特徴量を見つけ出すことも可能です。
詳細は、こちらのドキュメントでご確認いただけます。使用を開始するには、Amazon SageMaker コンソールにログインしてください。