投稿日: Jul 12, 2022

反復可能なワークロードのクエリレイテンシーを短縮する、自動マテリアライズドビュー (AutoMV) の一般提供が Amazon Redshift で開始されました。AutoMV は、マテリアライズドビューを手動で作成し管理する手間を最小限に抑え、ユーザーが作成したマテリアライズドビューと同等のパフォーマンス上の利点をもたらします。主要業績指標 (KPI)、イベント、トレンドなどのメトリクスをすばやく確認するためのダッシュボードクエリといったワークロードで活用可能です。また、異なる頻度でスケジュールされたレポートクエリでも役立つ可能性があります。

マテリアライズドビューはクエリのパフォーマンスを高める強力なツールであり、ワークロードを十分に把握できている場合にセットアップすることが可能です。しかし、ワークロードが増えたり変化したりして、クエリのパターンを予測できないこともあります。

Amazon Redshift の AutoMV は、機械学習を使用してワークロードを継続的にモニタリングし、新しいマテリアライズドビューがワークロードに有効かどうかを判断します。AutoMV は、マテリアライズドビューを作成し最新状態に保つためのコストと、クエリレイテンシーの予測される改善との間でバランスを取ります。また、以前に作成された AutoMV をモニタリングし、ワークロードに有効ではなくなると、それらを削除します。これにより、使用されていない AutoMV を最新状態に保つためにリソースが浪費されることを防ぎます。

Amazon Redshift の AutoMV は、対象の AWS リージョンで一般提供されています。対象リージョンは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、アジアパシフィック (ムンバイ)、米国西部 (北カルフォルニア)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (ソウル)、カナダ (中部)、欧州 (ストックホルム)、欧州 (ミラノ)、アフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (大阪)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、南米 (サンパウロ)、アジアパシフィック (香港)、中東 (バーレーン)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (ジャカルタ) です。 

AutoMV の詳細については、ドキュメントをご覧ください。