投稿日: Sep 6, 2022

Amazon Lookout for Metrics の使用時に、データをディメンションでフィルタリングできるようになりました。Amazon Lookout for Metrics は機械学習 (ML) を使用して、ビジネスに最も影響のあるメトリクスを自動的にモニタリングするサービスです。異常検出に使用されていた従来の手法よりも非常に高速かつ正確に実行できます。また、このサービスを使用すると、予想外の収益減少、ショッピングカートの高い放棄率、支払取引の不履行の急増、新規ユーザー登録の増加などの異常の根本原因を簡単に特定できます。

今回のリリースにより、データをディメンション値に基づいてフィルタリングし、AWS コンソールから、または API を使ってデータ処理できるようになりました。また、ディメンション値でフィルタリングできるようになったことにより、すべてのディメンション値でのデータ処理に比べ、トレーニング時間が短縮され、コストが削減されます。

ディメンションは分類フィールドであり、値に基づいて測定のサブグループを作成します。これまでディメンションでデータセットをセットアップするには、すべてのデータを使って各ディメンション値でセグメント化する必要がありました。今回、ディメンションのフィルターを有効にすることで、異常検出を実行する特定のラベルを選択できるようになりました。例えば、各データポイントがどの国に由来するかを示す列を持つ売上データがデータセットに含まれる場合、データを前処理することなく、より重要な国のサブセットを選択できるようになりました。

この機能の詳細については、ドキュメントのページをご覧ください。 この機能は Amazon Lookout for Metrics が一般提供されているすべてのリージョンで利用可能です。利用できるリージョンの詳細については、AWS リージョン別のサービスをご覧ください。