投稿日: Sep 9, 2022
AWS Firewall Manager で AWS WAF を設定して、カスタムウェブリクエストとレスポンスを追加できるようになりました。
AWS WAF を使用すると、サーバーにリクエストを転送する際に HTTP リクエストにカスタムヘッダーを挿入できます。サーバーは挿入されたヘッダーに基づいて異なる方法でリクエストを処理します。また、AWS WAF では HTTP レスポンスを変更して 2xx (成功)、3xx (リダイレクト)、4xx (クライアントエラー)、5xx (サーバーエラー) といったステータスコードを含めたり、HTTP レスポンス本文にコンテンツを挿入したりもできます。これにより、ユーザーをリダイレクトしたり、カスタマイズしたエラーメッセージを追加してブロックの理由を示したりできます。このたび、Firewall Manager で一元的管理者アカウントからカスタムリクエストとレスポンスを設定できるようになり、これによって WAF のデプロイが簡素化されました。カスタムリクエストとレスポンスは、新規および既存の AWS WAF ポリシーに対して使用できます。
AWS Firewall Manager はセキュリティ管理サービスであり、組織内のアカウントとリソース全体でファイアウォールのルールを設定およびデプロイするための中核として機能します。Firewall Manager を使用すると、AWS WAF、AWS Shield Advanced、VPC セキュリティグループ、AWS Network Firewall、Amazon Route 53 Resolver DNS Firewall、サードパーティー製ファイアウォールのルールを組織全体にデプロイし、モニタリングすることができます。詳細については、AWS Firewall Manager のドキュメントを参照してください。AWS Firewall Manager が現在利用可能なリージョンは、AWS リージョン表でご確認いただけます。