投稿日: Oct 10, 2022
Amazon EC2 スポットインスタンスの中断を、Amazon EC2 コンソールから直接スポットインスタンスワークロードに設定できるようになりました。2021 年に、アプリケーションが中断に備えていることをテストできるよう、AWS Fault Injection Simulator (AWS FIS) を使用して Amazon EC2 がスポットインスタンスを再利用した場合に何が起こるかをシミュレートする機能が実装されました。今回、この機能が Amazon EC2 コンソールで利用可能になりました。
スポットインスタンスを使用すると、Amazon EC2 で容量を戻す必要がある場合、スポットインスタンスを返却する代わりに、Amazon EC2 でコンピューティングワークロードを割引で実行できます。スポットインスタンスが中断される可能性は常にあるため、アプリケーションがスポットインスタンスの中断に備えていることを確認する必要があります。スポットインスタンスの中断を Amazon EC2 コンソールからトリガーする場合、[Spot Request] (スポットリクエスト) セクションに移動し、[Spot Instance request] (スポットインスタンスリクエスト) を選択して、[Actions] (アクション)、[Initiate interruption] (中断を開始) を選択するだけで実行できます。このとき内部では、現実世界での中断に対しアプリケーションがどう反応するかテストできるよう、選択したスポットインスタンスに AWS FIS を使用して中断を実行します。
Amazon EC2 コンソールでのスポットインスタンス中断の開始は、アジアパシフィック (ジャカルタ)、アジアパシフィック (大阪)、中国 (北京、Sinnet による運用)、中国 (寧夏、NWCD による運用)、中東 (UAE) を除くすべての AWS リージョンで利用できます。Amazon EC2 コンソールでのスポットインスタンス中断の開始は、AWS GovCloud (米国) リージョンでも利用できます。