投稿日: Nov 17, 2022
AWS IoT ExpressLink の、ハードウェア接続モジュール用の新しいTechnical Specification v1.1 の提供が開始されました。これにより、当社認定モジュールは、この新しい仕様を使って評価される最初の Wi-Fi 接続モジュールとなる Realtek の Ameba Z2 AWS IoT ExpressLink により、さらに数が増えることとなります。AWS IoT ExpressLink モジュールは、AWS クラウドの容易な接続を実現し、デバイスからクラウドへの接続に関して AWS が要求しているセキュリティ要件を実装しています。これらのワイヤレスモジュールをハードウェア設計に組み込めば、消費者向け製品、産業/農業用センサー、コントローラーなど、モノのインターネット (IoT) 製品の開発を加速させることができます。
v1.1 のリリースから、統合された AWS IoT Device Defender のサポート、AWS IoT デバイスシャドウの新規コマンド、新しいメカニズムであるクレームによるオンボーディング、が追加されました。新しい「SHADOW」コマンドを使用すると、(名前がある/ない) デバイスシャドウドキュメントを全体として取得または更新したり、自動通知を通知が修正されたときに受信するようにサブスクライブしたりすることができ、リソースに制約のあるデバイスでも容易にアクセスできるようになります。同様に、AWS IoT Device Defender サービスが統合されたことで、ユーザーは期間のパラメータ (DefenderPeriod) を設定し、モジュールで Device Defender カスタムメトリクスの数を自動送信できるようになりました。
今回のリリースから提供される、AWS IoT ExpressLink のクレームによるオンボーディングのプロセスを使うと、物理的デバイスを AWS IoT アカウント内の「モノ」に簡単かつ柔軟に関連付けることができます。有効化する際に、AWS IoT ExpressLink を利用した各モジュールが、AWS ステージングアカウントエンドポイントに自動的に接続します。その後、エンドユーザーが完成品に登録した場合のみ、自動的にカスタマー/OEM エンドポイントに移行します。それにより、エンドポイント選択の柔軟性が大幅に向上し、製造プロセスが効率化されます。また、カスタマー/OEM は、シークレット (認証情報) をサプライチェーンの他の関係者に公開する必要もなくなります。
これらの機能の詳細については、AWS IoT ExpressLink の製品ページを参照してください。ExpressLink Wi-Fi、および当社パートナーの Espressif、Infineon、Realtek、u-blox による認定済みのセルラーモジュールについては、AWS Partner Device Catalog をご覧ください。