投稿日: Nov 17, 2022
本日より、AWS CloudFormation StackSets で、Amazon EventBridge を介したイベント通知の提供が開始されました。イベント駆動型のアクションは、CloudFormation のスタックセットを作成、更新、削除した後に、トリガーすることができます。これを、CloudFormation スタックセットのデプロイで、CloudFormation API を介して定期的に変更をポーリングするカスタムのソリューションを開発または維持しなくても実行できます。今回のリリースから、AWS CloudFormation StackSets と Amazon EventBridge を使って、複数の AWS アカウント、組織単位 (OU)、リージョンを横断して、イベント駆動型アプリケーションを構築できるようになりました。
多くのお客様が、AWS CloudFormation StackSets を使用して複数の AWS アカウントおよびリージョンを横断することで、予測可能かつ再現可能な方法で安全に、クラウドアプリケーションとインフラストラクチャのモデル化、プロビジョニング、管理を行っています。EventBridge を使用すると、自社のアプリケーション、サードパーティーの SaaS アプリケーション、その他 AWS のサービスの間でイベントをルーティングし、イベント駆動型アプリケーションを作成することができます。今後は、スタックセットをデプロイするときに、イベント通知を取り込んでイベント駆動型アクションをトリガーできるようになります。例えば、スタックセットのオペレーションイベントを使うと、スタックセットのデプロイをリージョン別に配列できます。Lambda Function を使ってスタックセットの作成と更新のオペレーションイベントを実行すると、このようなリージョン別のデプロイワークフローをトリガーできます。さらに、スタックインスタンスのプロビジョニング後オペレーションを、スタックセットが完全にデプロイされる前に開始することもできます。例えば、スタックインスタンスのデプロイが完了したらすぐに Amazon CloudWatch をセットアップすれば、可視化ツールを使ってスタックインスタンスのデータを収集し、これにアクセスして分析できます。私たちは、皆様がこの機能を使って構築するクロスアカウント、クロスリージョンなアプリケーションに期待しています。