投稿日: Nov 18, 2022
AWS Step Functions が、220 以上の AWS サービスに対するクロスアカウントアクセスのサポートを開始しました。これにより、データ処理、IT およびビジネス処理の自動化、アカウントを横断したアプリケーション構築などが、これまでよりも簡単に行えるようになります。
AWS Step Functions は、分散型アプリケーションのコンポーネント調整を容易にし、耐障害性のあるワークフローをすばやく構築して実行することを可能にするサービスです。組織は、マルチアカウント戦略を採用すれば、ビジネス用のアプリケーションとデータをそれぞれ隔離して管理することができます。このたび、クロスアカウントアクセスがサポートされたことで、AWS Step Functions ワークフローの一環として、他の複数の AWS アカウントで 220 以上の AWS サービスを起動することが可能になりました。クロスアカウントアクセスを使用すると、各アカウントでリソースへの完全なコントロールを維持したまま、ユーザーは、一時的なセキュリティ認証情報のセットを使ってロールを引き受けることができます。クロスアカウントのサポートは、分散型オーナーシップモデルの維持や、組織内の既存のプロセスと機能とを再利用した開発の加速、アーキテクチャの簡素化などに役立ちます。
クロスアカウントアクセスの利用に、追加料金は発生しません。既存の AWS Step Functions の料金に従い、使用した分のみ料金が発生します。詳細は、AWS Step Functions の料金を参照してください。
AWS Step Functions は、Workflow Studio、AWS CloudFormation、AWS Command Line Interface (CLI)、AWS Cloud Development Kit (CDK) のいずれかを使って、コンソールでワークフローを新規に作成するか、既存のワークフローを編集することで使用を開始できます。詳細については、AWS Step Functions のデベロッパーガイドおよび Launch Blog (開始方法を紹介したブログ) を参照してください。
AWS Step Functions のクロスアカウントアクセスは、次のリージョンでご利用いただけます: 米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、カナダ (中部)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (ムンバイ)。リージョンと提供サービスの詳細なリストについては、AWS リージョンを参照してください。