投稿日: Dec 16, 2022
AWS Gateway Load Balancer (GWLB) と Gateway Load Balancer エンドポイント (GWLBE) は、インターネットプロトコルバージョン 6 (IPv6) を使用したエンドツーエンドの接続をサポートするようになりました。お客様は、Gateway Load Balancer とそのエンドポイントを経由して IPv6 トラフィックを送信し、トラフィックフローをデュアルスタックのアプライアンスターゲットに分散できるようになりました。
今回のリリースにより、既存または新規の GWLB をデュアルスタックモードに設定できるようになりました。これにより、IPv4 と IPv6 の両方のトラフィックフローを受け入れ、負荷分散できるようになります。次に、IPv4 ターゲットのみをサポートするサブネットを使用するか、IPv4 と IPv6 ターゲットの両方をサポートするデュアルスタックのサブネットを使用するよう、GWLB ターゲットグループを設定できます。GWLB は、IPv4 Geneve のカプセル化を使用して IPv6 トラフィックをターゲットアプライアンスと交換します。それにより、ターゲットアプライアンスが IPv4 と IPv6 の両方で動作するようになります。まず、VPC の IPv6 を有効にし、GWLB の IP アドレスタイプとして [dualstack] を選択し、デュアルスタックのターゲットを GWLB ターゲットグループに登録します。
今回のリリースには、GWLBE の IPv6 サポートも含まれています。既存のエンドポイントでは、デュアルスタックのサブネットを使用するように既存の IPv4 ベースの GWLBE をアップグレードすることで、IPv6 トラフィックをルーティングできるようになりました。IPv6 トラフィックを新しいエンドポイントにルーティングするには、デュアルスタックのサブネットをプロビジョニングするか、IPv6 専用サブネットを作成します。後者の場合は VPC の IPv6 ルートテーブルの更新が必要になります。
この機能は、API または AWS コンソールを使用して、新規および既存の GWLB または GWLBE に設定できます。これらの機能は追加料金なしで使用できます。IPv6 のサポートは、すべての商用リージョンおよび AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけます。詳細については、GWLB IPv6 リリースブログ、GWLB のドキュメント、GWLBE のドキュメントを参照してください。