投稿日: Jan 27, 2023
AWS Fault Injection Simulator (FIS) は、新しい FIS アクションタイプとして Amazon EBS ボリュームの I/O 停止アクションのサポートを開始しました。この新しい障害アクションにより、可用性の高いアプリケーションを使用するお客様は、オペレーティングシステムのタイムアウト設定や CloudWatch アラームなどのアーキテクチャとモニタリングをテストして、ストレージ障害に対する回復性を改善できます。お客様は、アプリケーションスタックの反応を監視し、モニタリングとリカバリのプロセスを調整して、回復性とアプリケーションの可用性を改善することが可能です。
EBS ボリュームは、SAP、Oracle、Microsoft 製品など、可用性の高いアプリケーションのニーズを満たせます。I/O 停止アクションは、ボリュームが I/O オペレーションに応答しないときに発生する実際のシグナルを再現します。例えば、Amazon CloudWatch メトリクス、EBS ボリュームステータスの変更、オペレーティングシステムのタイムアウトなどのシグナルです。これによりお客様は、応答しない EBS ボリュームに対してアプリケーションスタック全体が意図したとおりに応答するかどうかをテストし、確信を持てます。EBS コンソールのクイックアクションを使用するか、AWS Fault Injection Simulator (FIS) コンソールで実験テンプレートを作成して、実験を継続的インテグレーションおよびリリーステストと統合し、複数の FIS アクションを 1 つの実験にまとめることが可能です。
詳細については、EBS FIS アクションのユーザーガイドをご参照ください。