投稿日: Feb 13, 2023
Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) では、Amazon ECS サービスの Elastic Load Balancing (ELB) の精度を向上させました。Amazon ECS のロードバランシングでは、タスクが停止状態に入る前に ELB から登録解除されるため、トラフィックをより正確に実行中のタスクにルーティングできるようになりました。さらに、Amazon ECS のこうした機能向上により、Fargate Spot キャパシティープロバイダーで実行中のサービスの Spot 終了通知に対する回復力を向上させることもできます。
Amazon ECS は ELB と統合して、サービスのタスク全体にトラフィックを均等に分散するように設定できます。Amazon ECS では、ロードバランサーのターゲットグループからタスクを適切に登録解除する機能を向上させました。これにより、停止したタスクにトラフィックがルーティングされた場合に一時的なエラーが発生する可能性を抑えることができます。この機能向上により、タスクは終了状態に入る前に ELB から登録解除されます。そのため、トラフィックのルーティング精度は向上し、Amazon ECS のお客様が経験していたトラフィックルーティングのエラーを実質的に低減できます。また、Amazon ECS では、Spot 終了通知を受け取ると、まず Fargate Spot で実行中のタスクが登録解除されます。その後、SIGTERM メッセージを発行することにより、終了通知がタスクに送信されます。この機能向上により、Fargate Spot キャパシティープロバイダーで実行中のタスクに対するスポットの中断をより安全に管理できます。
Amazon ECS でのロードバランシングの詳細については、Amazon ECS のドキュメントをご覧ください。この機能向上は、すべての AWS リージョンでご利用いただけます。