投稿日: Feb 1, 2023
AWS IoT Core で、モノのインターネット (IoT) デバイスから Amazon CloudWatch Logs にデバイスログを一括送信する機能の、一般提供が開始されました。これにより、CloudWatch Logs アクションを IoT ルールで使用する際のコストを最適化できます。
AWS IoT Core は、何十億もの IoT デバイスを、クラウドインフラストラクチャのプロビジョニングや管理なしに AWS クラウドに接続できる、フルマネージドのサービスです。ルールエンジンは AWS IoT Core の機能です。ルールエンジンにより、IoT デバイスのデータのフィルタリング、デコード、処理を行い、そのデータを送信先にルーティングできます。送信先としては、20 の AWS サービス (CloudWatch Logs を含む) と、顧客が定義した任意の数の HTTP API に対応しています。
使用を開始するには、まず AWS IoT Core コンソール、コマンドラインインターフェイス (CLI)、SDK のいずれかを使用して IoT デバイスを AWS IoT Core に接続します。次に、デバイスデータを処理およびフィルタリングする IoT ルールを定義します。そして、デバイスログを CloudWatch Logs にルーティングする CloudWatch Logs アクションを作成します。さらに、IoT デバイスでデバイスログをバッチ処理した後、ログを AWS IoT Core にルーティングします。IoT デバイスのログがバッチ処理されると、AWS IoT Core コンソール、CLI、SDK のいずれかでバッチ処理のオプションを選択し、それらのバッチを CloudWatch Logs に配信することが可能です。
CloudWatch Logs アクションのバッチ処理は、AWS GovCloud (米国) を含め、AWS IoT Core が提供されているすべての AWS リージョンで利用できます。対象のリージョンは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、中東 (バーレーン)、中東 (UAE)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部) です。詳細については、AWS IoT デベロッパーガイドの Upload device-side logs to Amazon CloudWatch (デバイス側ログの Amazon CloudWatch へのアップロード) を参照してください。