投稿日: Mar 13, 2023

Amazon Neptune が、グラフの概要 API に対応しました。これにより、プロパティグラフ (PG、property graph) とリソース記述フレームワーク (RDF、Resource Description Framework) グラフに関する重要なメタデータを理解しやすくなります。グラフの概要 API はエンジンバージョン 1.2.1.0 から使用でき、グラフに関する概要データへのすばやいアクセスを可能にします。

Amazon Neptune は、高速で信頼性の高いフルマネージドのデータベースサービスです。ナレッジグラフ、不正グラフ、アイデンティティグラフ、セキュリティグラフなど、高度に接続されたデータセットと連携するアプリケーションの構築と実行を容易にします。グラフの概要 API を使用して、Neptune のさまざまなグラフのノード、エッジ、主語、または述語の数、およびラベルやクラスを読み取ります。これによりユーザーは、グラフのデータサイズと内容に関するインサイトをすばやく取得できます。例えば、%summary Neptune Workbench マジックを使用すると、Neptune ノートブック内のグラフの概要データをインタラクティブに取得可能です。またグラフアプリケーションの API レスポンスを使用し、検出されたノードまたはエッジラベルを検索の一部にして検索結果を改善することもできます。グラフの概要データは、Neptune が DFE 統計を計算する際、自動的に生成されます。更新モードで DFE 統計 API を使用して、概要レスポンスを手動で更新することもできます。

使用を開始するには、Neptune Workbench または HTTPS クライアントを使用してグラフの概要 API を実行します。詳細については、Amazon Neptune ユーザーガイドを参照してください。この機能は Neptune のリソース利用料金だけで使用でき、それ以外の追加料金はかかりません。グラフの概要 API は、Amazon Neptune が利用可能なリージョンすべてで利用できます。