投稿日: Mar 7, 2023
AWS Elemental MediaConvert では、新しいカラーフォーマットのサポートに加えて、カラー処理機能が強化されました。ハイダイナミックレンジ (HDR) コンテンツが一般的になるにつれて、標準ダイナミックレンジ (SDR) と HDR を変換する機能も重要になっています。価値の高いコンテンツは通常 HDR カラーを使用して作成されますが、従来のコンテンツ、ユーザー生成コンテンツ、大量生産コンテンツのほとんどは SDR で作成されます。
ドルビービジョンの動的メタデータを MediaConvert ジョブでオンザフライで生成して、ドルビービジョン以外の HDR コンテンツをドルビービジョンに変換できるようになりました。カラーマスタリングスイートやコンテンツ固有のカラーグレーディングは必要ありません。MediaConvert は DCI-P3 カラースペースをサポートするようになりました。DCI-P3 カラースペースは、HDR 形式と SDR 形式の両方での最終配信を目的としたコンテンツのカラーグレーディングによく使用されます。MediaConvert には、フォーマット変換中に SDR カラー値を HDR 空間にマッピングするときに、参照ホワイトポイントを設定する機能も追加されています。MediaConvert では、カラーコレクターにカラーレンジクリッピングを適用して、出力が放送の法的制限内に収まるようにする機能が追加されました。
コンテンツライブラリを持つオーディオおよび動画プロバイダーは、AWS Elemental MediaConvert を使用することで、ブロードキャストおよびマルチスクリーン配信用のオンデマンドコンテンツを、どのサイズでも簡単かつ確実にトランスコードできます。MediaConvert は単独で機能する他に、AWS Media Services の一部としても機能します。AWS Media Services はクラウドベースのワークフロー基盤を構成する一連のサービスであり、動画の転送、トランスコード、パッケージ化、配信に必要な機能を提供します。
AWS Elemental MediaConvert が利用できる AWS リージョンの一覧については、AWS リージョン表をご覧ください。MediaConvert の詳細については、MediaConvert 製品ページをご覧ください。