投稿日: Apr 5, 2023

本日より、Amazon CloudFront で S3 Object Lambda アクセスポイントをオリジンとして使用できるようになりました。つまり、S3 Object Lambda アクセスポイントのエイリアスを使用して S3 バケットスタイルの CloudFront オリジンを設定し、CloudFront の 480 以上のグローバルエッジロケーションを活用して、S3 Object Lambda 関数で変換されたデータの配信をよりすばやく行えるようになります。

S3 Object Lambda を使用すると、S3 GET、HEAD および LIST リクエストに独自のコードを追加して、データがアプリケーションに返されるときにデータを変更および処理できます。今回のリリース以前は、オリジンでの認証にはAWS Signature Version 4 (SigV4) での署名プリンシパルとして Lambda@Edge を使用する必要がありました。このたびのリリースにより、S3 Object Lambda アクセスポイントのオリジンでの SigV4 認証の署名プリンシパルとして CloudFront を使用できるようになりました。これにより、CloudFront をより簡単に使用して、フィルタリングされた行、動的にサイズ変更された画像、機密情報がマスキング処理されたデータなど、S3 Object Lambda 関数によって変換したデータの配信を高速化できます。

Amazon CloudFront で S3 Object Lambda アクセスポイントのオリジンが全世界でサポートされるようになりました。利用を開始するには、S3 コンソールまたは API で S3 Object Lambda アクセスポイントのエイリアスを取得し、CloudFront オリジンとして S3 バケットスタイルのドメインを作成します。この機能に関連する追加料金は発生しません。詳細については、CloudFront 開発者ガイドをご覧ください。CloudFront の詳細については、CloudFront 利用開始ページをご覧ください。