投稿日: Apr 20, 2023
Amazon S3 互換ストレージが AWS Snowball Edge Compute Optimized デバイスで利用できるようになりました。Amazon S3 互換ストレージを使用すると、回復力とスケールに優れた拡張 S3 API 機能セットを備えた安全なオブジェクトストレージを、過酷なモバイルエッジ環境や非接続環境で利用できます。これにより、データを AWS Snowball Edge Compute Optimized デバイス上に保存して、可用性の高いアプリケーションを実行できます。
Amazon S3 互換ストレージは、リアルタイム処理を必要とするアプリケーションを実行する場合に最適なストレージです。また、ネットワーク接続が拒否される、中断する、断続的になる、制限される (DDIL = Denied, Disrupted, Intermittent and Limited) 環境のデータレジデンシー要件に制約されるアプリケーションを実行する場合にも、きわめて有用です。ユーザーはこれまで、PUT と GET オブジェクト操作を使用して Snow デバイス上のデータを管理していました。現在は、オンプレミスでオブジェクトストレージを必要とするアプリケーションの開発、デプロイ、管理をより簡単に行えます。CreateBuckets や BucketLifecycle などの Amazon S3 API と機能のセットが拡張され、クラスターの範囲は 3~16 台のデバイスに拡大されているためです。AWS リージョンと AWS Snow Family デバイス全体で、AWS CLI/SDK などの同じツールを使用可能です。これにより、運用を合理化し、運用オーバーヘッド、コスト、複雑さを軽減できます。
Amazon S3 互換ストレージの使用を開始するには、AWS Snow Family コンソールにログインし、AWS Snowball Edge Compute Optimized デバイスの注文時に [Amazon S3 compatible storage] (Amazon S3 互換ストレージ) を選択してください。AWS OpsHub または Amazon S3 SDK/CLI を使用して、デバイス上のオブジェクトストレージをローカルまたはリモートで一元的に管理できます。
Amazon S3 互換ストレージは、AWS Snowball Edge Compute Optimized デバイスが利用可能な AWS 商用リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できます。詳細については、Jeff Barr のブログ、AWS Snowball の製品ページ、ドキュメントを参照してください。