投稿日: May 25, 2023
Graviton2 ベースの R6gd ノードにおける Amazon ElastiCache for Redis のデータ階層化が、自動スケーリングのサポートを開始しました。これにより、容量を自動的に調整して、安定性の高い予測可能なパフォーマンスを可能な限り低いコストで維持できます。シャードやレプリカノードの追加や削除により、自動的にクラスターを水平方向にスケールできます。ElastiCache for Redis のデータ階層化は、AWS Application Auto Scaling を使ってスケーリングを管理します。また Amazon CloudWatch のメトリクスを使ってスケールアップやスケールダウンの時間を決定します。
ElastiCache for Redis のデータ階層化は、ターゲット追跡とスケジュールされたスケーリングポリシーをサポートしています。ターゲット追跡では、ターゲットメトリクスを定義し、リソース使用率の変化に応じて ElastiCache for Redis がリソース容量を調整します。その目的は、指定された目標値で使用率を維持するのに十分な容量を提供することです。例えば、容量の使用率が上昇した場合、ElastiCache はクラスターに R6gd ノードを追加して、容量を増やし、使用率を目標レベルにまで下げます。これにより、クラスターは自動的に容量を調整し、高いパフォーマンスを維持することができます。反対に、容量が目標値を下回った場合、ElastiCache はクラスターから R6gd ノードを削除して、オーバープロビジョニングを減らし、コストを削減します。スケジュールされたスケーリングでは、ElastiCache がクラスターをスケールする特定の日時を設定できます。この設定により、予測可能なワークロードの容量変化に対応できます。
R6gd ノードの ElastiCache for Redis のデータ階層化は、データ階層化が利用可能な AWS リージョンすべてで自動スケーリングをサポートしています。ElastiCache for Redis の自動スケーリングに関する詳細は、機能ページまたは ElastiCache のドキュメントを参照してください。