投稿日: May 10, 2023
Amazon MemoryDB for Redis が Redis 7 のサポートを開始しました。このリリースで、MemoryDB に以下の新機能が追加されました。
- Redis Functions: MemoryDB は Redis Functions をサポートして、デベロッパーにマネージド型体験を提供します。つまり、アプリケーションロジックを MemoryDB クラスターに永続的に保存して、LUA スクリプトを実行できます。
- ACL の改善: MemoryDB は、Redis アクセスコントロールリスト (ACL) の新バージョンをサポートしました。MemoryDB により、クライアントは Redis 特有のキーまたはキースペースで複数のアクセス許可セットを指定できます。
- Sharded Pub/Sub: MemoryDB で、Redis の Pub/Sub 機能をシャード方式で実行できるようになりました。MemoryDB ではチャネルが MemoryDB クラスターのシャードにバインドされるため、シャード間でチャネル情報を伝播する必要がありません。その結果、スケーラビリティが向上します。
- I/O 多重化機能の強化: MemoryDB の I/O 多重化機能が強化されました。大規模環境でのスループットとレイテンシーが著しく向上します。例えば、r6g.4xlarge ノードを使用して 5200 のクライアントを同時に実行した場合、MemoryDB for Redis 6 と比較して、スループット (1 秒あたりの読み取りおよび書き込みオペレーション) が最大 46% 向上し、P99 レイテンシーが最大 21% 減少します。
Amazon MemoryDB for Redis 7 は、MemoryDB が一般提供されているリージョンすべてで利用できます。MemoryDB の詳細については、MemoryDB がサポートしている Redis のバージョンのドキュメントを参照してください。クラスターまたはレプリケーショングループのエンジンバージョンを 7 に変更することで、アップグレードできます。エンジンバージョンのアップグレードの詳細については、バージョン管理のドキュメントを参照してください。